こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
心理学って難しいのでは?と思われていませんか。
確かに難しいです。色んな角度方向からみて、色んな理論があるので。
それだけ、人の心は千差万別なんですね。
そして最終的に、「やっぱり、人の心理って面白いな」と思います。
【今日の「心理学の面白いところ」】
人はみんな、(自分の人生の)俳優・女優であるということです。
心理学には「人生脚本」
という言葉があります。
脚本というと、舞台やドラマとかでよく聞くアレです。
その脚本が、人それぞれ自分の中に一冊あって、
みんな、自分が考えて自分の人生を送ってるように思っているけど、
実は、その出来上がっている脚本に従って演技をしてる、と捉えます。
その脚本、普通の日常生活の行動や考え方、すべてにおいて「こう演技しなさい」と決まってます。
知らない間に、みんな従順に、その演技をしているわけです。
それが、その人にとって幸せな脚本だったら、そのまま演じ続けて幸せな一生を送れるんですけど。
悩んで苦しい思いをしている時は、その人にとって不幸せな脚本を演じているってことなんです。
【あなたの人生脚本の作者は誰か。脚本は書き直すことができる】
この人生脚本は、ずっと決まったままではなく、本人が気づけば書き直しができるので、間違った演技指導で生きている自分に気づき、幸せ脚本に書き換えようっていうのが、この治療のテーマです。
この元々の自分の脚本の作者(脚本家)って、誰だか分かりますか?
自分じゃありませんよ。
持って生まれてきたわけでもありません。
そう、「親」です。
親が、あなたの日常の、人生の脚本を作っていたのですね(生まれた時から少しずつ作られ、強化されていきます)。
本でも、フィクションもあればノンフィクションもありますが
この人生脚本は、親のノンフィクションであることが多いです。
親の脚本をコピーして持たされているくらいです。
中には、脚本家(親)の希望に沿ったフィクションの場合もあります。
そして、名監督(親)の指導の下、子どもは名俳優、名女優に育っていくわけですね。
先ほども言ったように、幸せなコピーや脚本をくれてたらいいんですけど、、、。
不幸せ脚本の部分(一冊まるごと)もあるわけです。
なんせ親もその脚本しか持ってないから、それしか作れないんですよね。
なので、悩んだり苦しんでいる時は、気持ちはつらいけど「その親が作った脚本を書き直して、幸せになってね!!」っていう自分の人生からのエールなんですね。
【脚本の書き直し方】
苦しい時は自分の脚本を見るのがつらいので、信頼できる人やカウンセラーとその傷を癒しましょう。
そして、その傷の痛みがとれてきたら、自分の脚本の苦しい(自分らしくない)ところを見つけて行く作業。
例えば、「新しいことや、やりたいと思いつつ、実行できない」と悩んでる人は、
「失敗するな」「失敗する人はダメなやつ」という親からの禁止令が組み込まれた「失敗しないために何も行動しない」という脚本が出来上がっていたりします(個人によって違います)。
そんな自分の脚本があるんだ、と気づくだけでも人生の見方が変わります。
そして、その脚本に従順になるのではなく、「失敗は成功のもと」と書き直す。
〈禁止令〉…人生を苦しめる間違った命令。親によって刷り込まれる。
禁止令は、たくさん種類があって、さらにその人その人特有のものもあると言われています。
・女であるな(女性らしい恰好が嫌、恋愛が上手くいかない、仕事オンリーなど)
・成功するな(あと一歩のところでミスをする、ここというところで緊張する、など)
・いい人であれ(貧乏くじ人生、自分の事は後回し、など)
などなど。
親がまさか、そんな不幸になることを願ってるなんて。
そうなんです、それは望んでらっしゃいません。
みんな間違いなく”子供に幸せになって欲しい”と思っています。
だからこそ、無意識で作られた脚本が怖い所なんですね。
幸せだと思っていても、幸せじゃないこともある。
【幸せと思っていることが、本当は幸せじゃないこともある】
上の例の、「いい人であれ」は、”いい人になる事は良いことなんだ”と思っているので、素直にその通りに生きますが、裏を返せば自分が我慢してしんどかったり、うだつが上がらなかったりと、良いことじゃない部分もあるんですね。
重複になりますが、幸せと思い込んでることが、幸せじゃないこともあるんです。
あなたの脚本は、幸せでしょうか?不幸せな部分はありませんか?
そして、親が作った脚本ではなく「自分自身の脚本」を生きていますか。
本当の幸せに書き換えていきましょう!
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