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子育て中の「謙遜」にご注意

更新日:2025年12月25日

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。


今日は、日常生活では当たり前だけど、心理学的には要注意な事のお話です。


「謙遜」。

日本人だと、当たり前な事の一つですよね。

「綺麗ですね」と褒められると、「いえいえ、そんなことありません」と。

「賢いですね」と言われると、「いえいえ、まだまだですよ」と。


テレビなどを見ていると、バラエティーで「綺麗ですね」と言われて「ありがとうございます」というと、「否定しないんかい!」と芸人さんに突っ込まれることも多い。

そんな「謙遜」が、日本人には人間関係やコミュニケーションで当たり前になっているものです。


これ、「大人の本音と建て前」とか「謙虚さ」という観点で言うと、必要な潤滑油として大切なものだと思います。

綺麗ですね、と言われ、心の中では「やったね!」と思っていても、「そんなことありませんよ」と笑顔で言えたらOKです。

(私個人的には、褒めた時に「ありがとうございます」と言われた方がスッキリする方ですが、そうもいかない時もあるでしょう)


でも度々、本気で「私は綺麗ではありません」という意味で、「そんなこと、ありません!」と否定される方が多いのです。

お顔も綺麗で、身なりもきちんとしている、本当に綺麗な人でも。

言ったほうとしては、「否定するんかい!」と心の中で一瞬突っ込みたくなります。


カウンセリングに来られる方は、特に多いです。

些細な事ですが、カウンセラー目線としては自己否定なところが現れている場面かな、と思います。


謙遜は、大人の会話だけにとどまっていたら良いのにな、と思うことがあります。

謙遜が要注意と書いたのは、子どもがいてる時の謙遜は、子どもの心の成長に影響を与える場合もあると感じているからです。


実際、クライエントさんのお話でもあるのです。

親が、知り合いの人に「この子は勉強できない」と自分のことを言っているのを聞いて、すごくショックを受けたこと。一流の学校を受験して合格して行っているのにです。


一流の学校に行ってるからこそ、親としても謙遜しちゃったのかもしれませんが、小さい子どもはまだ、「謙遜」の意味が分かりません。

「頭が良い事を自慢したら、相手がどう思うだろう」と考える子どもがいたら気持ち悪いですね。

「お父さん、お母さんが、私のことを褒めて、自慢して」と思うのが子どもです。


そして子どもは、親の言う事は全部、本当の事だと思ってしまいます。

「お父さんがそういうなら、私はダメな子なんだ」「お母さんが認めてくれない。僕は、まだまだ頑張らないといけないんだ」という気持ちになるかもしれません。

このような思考が根付いていき、大人になっても自信が持てなかったり、人以上に頑張っているのに、完全を求めて疲弊してしまったりするようになるんです。


でも、冒頭でも言ったように、日本では謙遜の文化があり、相手を思いやることからきていることもあるので、必要な事だとも言えるでしょう。

そんな時は、後ででもいいので、「あの時は人前で恥ずかしくなって、ああ言ったけど、本当は賢いと思っているんだよ」というような、フォローを子どもにしてあげるだけでも安心します。

子どもが不安そうにしていたら、その気持ちを聴いてあげて、大丈夫ということを伝えてあげることも良いですね。

本音と建て前の謙遜であれば、一瞬、表面上の言葉で傷ついても、すぐ立ち直れると思います。

(もちろん謙遜ではなく、本気の「非難」「ダメ出し」だったら、度重なると子どもは深く傷つき、立ち直れなくなってしまいます)


一方で、もう一つ怖いことを言うならば、子どもは本音の方を感じ取る、ということもあるんです。

親が厳しい評価の人で、本音で「この子は賢くない」「まだまだだ」と思っている場合(無意識でも)、周りに「この子は頭が良いんですよ」といくら褒めていても、子どもには本音の方の「ダメな子」という認識が入ると言われています。

表面は褒めてくれているのに、いつもなぜか自信が付いていかない、というのは、このパターンの可能性があります。

逆に、ちぐはぐな事をされているわけですから、大人になっても人の褒め言葉に信用することが出来なくなっていくかもしれません。


親に良いところも悪いところも認めてもらっている安定している子どもは、大人になると、上手く謙遜ができる大人になれますし、本音と建て前の意味も自然と分かってくるようになります。


自己評価


 

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