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【ドラマで心理学】コンプレックスと自分の居場所

執筆者の写真: coco-caracoco-cara

朝夕が肌寒くなり、めっきり秋めいてきました。

紅葉もチラホラ見られます。


さて、前回に引き続き、秋ドラマのお話です。


【前回のブログ「食わず嫌いを止めてみる」】


ドラマ視聴の食わず嫌いを止めて、今年の秋ドラマは出来るだけ初回を見るようにしました。

10個くらいは見まして、最近の私にしては頑張りました。

やっぱり見たら見ただけ、各ドラマにそれぞれ引き込まれるものがあり、頑張って見て良かったです。

初回、見られなかったものもたくさんあり、残念な思いです。


まず、第一弾の【ドラマで心理学】です。

「嘘解きレトリック」(フジテレビ月曜21:00)


人が嘘をついていることが分かってしまう女の子が主人公のお話です。

一話完結のミステリーでありながら、人情ドラマの要素がたくさん。

ちょっとラブコメディ的なところも私好みのドラマです。


今で数回放映されています。

毎回、この主人公の女の子が、ヒーロー役(あえてこう言わせていただく)の探偵さんと周りの人たちから受けいられる様子が胸を打ちます。


この女の子は、人の嘘を見抜けることから、幼いころから「ばけもの」と言われ、いじめられていました。

子どもだから、見たまま感じたままを口に出してしまい、「この人は嘘をついている」と言ってしまうことに気味悪がられていたのです。


この特殊能力にコンプレックスを感じながら大人になった彼女ですが、素直な良い女性に育ちます。(あの酷いいじめられ具合に、よくひねくれずに成長したな、と思います)

ただ、コンプレックスゆえ、内気で自分に自信が持てず、人を信じられなくなっています。

大人になってからは、人のつく嘘を感じても、口に出さず自分の中だけで秘めるようになっていて、それがまた自分を苦しめているようでした。


そして、奉公に出るため(時代は昭和初期の設定)、生まれ育った村から出て街に来た時に、一人の探偵さん(男性)と知り合い、公私ともにお世話になる事になりました。


初回放送では、自分の特殊能力を話し、それを信じてくれた探偵さんとのやり取りの中で、主人公の戸惑いや喜びに感動しました。

探偵さんは、信じてくれた上に、その能力を買ってくれ、主人公の「自分の居場所」を深めていく様子が回を追うたびに描かれています。


でも、それを見ていて、このような特殊能力が原因ではなくても、コンプレックスで同じように悩み、苦しむ気持ちは普通にあることなのではないかと思いました。

そして、そのように苦しんでいれば、この探偵さんのように、それをそのまま受け入れてくれる人や場所を求めてしまう…ということも、当然のことだと思います。


人は、自分の汚点や弱さを見せたくなくて強い自分だけで生きようとしたり、人を信じられなくて一人でいることを選んだり、攻撃したり、嫌われたくなくて必要以上に良い人を演じたり、お世話を焼いたり・・・と、人間関係を壊す行動パターンを無意識にしてしまいます。


でも、見せたくない自分を見せたとき、「そんなところもあるんだね。でも、それがどうしたの?」と受け入れられたら、どんなに嬉しいでしょうか。

毎回、探偵さんとの交流で、嬉し涙を見せてくれる主人公の、これからが楽しみです。

そして、この探偵さんとのロマンスがあるのか、ちょっとドキドキ、楽しみです。



手を繋ぐ



 

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