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忍辱の業


母から聞いた初めての言葉です。

「忍辱の行(にんにくのぎょうと読みます)」

真面目な話をしていて、「にんにくの・・・」と言われて、初めての言葉だし、 「にんにく」って・・・と、笑いそうになりましたが、グッとこらえました(真面目な顔をして聞きました)。

母の話はさておき、「忍辱の行」とは、仏教の修行の一つで 「何を言われたり(侮辱)、されても耐え、してきた相手を恨むことなく過ごすこと」だそうです。

この「恨むことなく過ごす」とは、「我慢して耐え忍ぶ」ことではなく、 「侮辱には耐えながらも、自分のできることをまっとうする」ということです。

例えば職場でも、嫌な上司からの偉そうな態度など我慢できないことも多い中、 その侮辱に集中するより、自分のできる仕事内容に集中する。とか。

今話題の「半沢直樹」の主人公たちは、数々の嫌みや嫌がらせの中、 銀行マンとしての仕事をまっとうしたい!と奮闘しています。

客には感謝されていますし、客自身、成長しているのではないでしょうか。

そして「忍辱」にはその先があり、その侮辱してきた相手さえも、許し受け入れるというのです。

自分と相手との意見の違いを知ることにより、自分のことを分からせてくれた相手に感謝すると。

その心が、相手にも通じて、相手の心に安らぎと気づきを促すのだそうです。

当たり障りなくスルーするというのとは違います。

ん~~~、難しいことですね。 それがなかなかできないから、人間なのでしょうけども。

この考えは、心理カウンセリングでも出てきます。

自分と違う意見の人を駄目だと思うから腹がたつ。

でも、自分の意見だけが正しいのか?それを振り返るきっかけを作ってくれて、ありがとう、と とらえる訳です。

自分が辛いこととは、人相手だけではありません。

例えば、病気とか。天候とか。

病気になって、したい仕事ができない、遊びにも行けない、食事も制限・・・ 辛いことがついてきますが、これが忍辱の行だと思うといいかもしれません。

できないことに腹を立てるのでなくジッと耐え、その中でもやるべきことはあるはずで、 それにまっとうするのです。

「しっかり療養する」というのも、まっとうの一つです。

そして、病気になるまで休まなかった自分に対して、気付かせてくれてありがとう、 家族と過ごす時間が増えてありがとう、と。

自分のコントロールを見直すきっかけになるはずです。

急には難しく、色々試行錯誤しながら、こういうことを体得していくもので、 人間にはその力が備わっているのだそうです。

それを信じて、頑張りましょう!

本当は、さらにもっと奥深い言葉だと思います。 心に残りました。

難しい言葉を知ってるな~と、母にびっくり。

大学の時に仏教学を習っていたはずで、多分有名な言葉だろうに忘れてしまっていて反省。。。


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