思春期の子供の心のなか

更新日:2020年12月2日

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。


高校女学生

今日は、中学生、高校生、大学生など「思春期」の子どもの気持ちについてのお話です。

これを読んでいるあなたは、思春期のお子さんをお持ちの親御さんかもしれないし、ご自分のことについて悩んでいるかもしれませんね。

やっぱり思春期というのは、心の成長の中でも重要な時でもあり、よくわからない、複雑な時期ともいえます。



【思春期の心の状態】

まずは、この思春期の子どもの心の状態について、お話します。

これは、人間みんなが通る道です。



①「子どもの心」と「大人の心」が、ごちゃ混ぜ時代。

先ほど、「思春期の子ども」と書きましたが、この時代を「子ども」というのか、「大人」というのか、悩みます。

この年代の子どもは、「子ども扱い」もウザいし、「大人扱い」も嫌、という難しい年ごろ。

これは理屈ではなく、心の成長過程で自然に誰でも生まれてくるものです。


子どもっぽい言動をするからといって、これまでと同じように接したり、親や先生があれこれ手を焼くようなことがあると、キレます。暴言を吐きます。「放っておいてくれ」と無視します。


半面、親から見ていても「大人になったな」と思う言動もでてきますので、大人の基準で接すると、キレます。できないのに求められたように感じ、すねて無視します。



②気持ちが毎日ジェットコースター

例えば、昨日まではあれが好きだったのに、今は好きじゃなくなったとか、またやっぱり元に戻る・・・など、毎日のようにコロコロ気持ちが変わります。

昨日までは「大学に行きたい」と言っていたかと思うと、今日は「芸能人になりたい」と言う。しかも幼少の頃のように、憧れイメージで話しているのではなく、その時その時、真剣なんですね。


だから、周りが何も考えず好きな話を持ち掛けたり、「昨日は違うこと言ってたのに」なんて言おうものなら、キレます。「分かってない!」と無視します。



③心が不安定なのを落ち着かせるために、誰かを真似たくなる

心が不安定なので、一時的に誰かをまるまる真似ることによって、心の安定を試みます。

アイドルのヘアスタイル、メイク、言葉遣いなど、寄せてきます。


心の中では、自己の確立が始まっており、状態としてはゼリーのようにユルユルで安定していません。

なので、とりあえず外の形を既存のもので固め、中身(自分)を作るために備えます。



④一人になりたい VS 群れたい

これは、人によって偏るかもしれませんし、どちらも経験するかもしれません。


思春期といっても、みんなが足並み揃って、同じように心の成長が進むとは限りません。

先に大人の部分が進む子も出てきます。

すると、周りの友達が急に子どもっぽく見えたりして、ついていけなくなるような、孤独なきもちになってきます。

また、そんなこと思いたくないのに、友達を見下してしまう自分も出てきます。

そんな時に、一時的に「一人になりたい」「私は他の子とは違う」という気持ちになります。

小学生の時には明るかったのに、中学生になった途端、急に暗くなったというのも自然な流れの一つ。


逆に、自分や周りが日々変わっていく姿に不安を感じ(本人は無意識です)、一人になりたくなくてグループを作るタイプもいます。

毎日同じ行動をし、ワイワイ騒ぎ、片時も離れるのが嫌、という気持ちになるのも、この時期は当たり前のことです。

同性グループでの結束を強めることにより、自分の性の受け入れや、仲間意識を高める練習をします。

その後、異性との付き合いのステージに進むので、グループ作りも大切な工程なのです。



【当の本人は、どう感じているか】

そんな、毎日がジェットコースターのような心の子どもと一緒に過ごしている親御さんの大変さはよく聞きます。

では、当の本人は、どんな気持ちになっているんでしょうか。


子ども自身も、自分の事がよくわからない、というのが本当ではないかと思います。


自分の意志とは無関係に心身の成長が始まり、「自分はどうしちゃったんだろう」と、イライラしたり、コントロールができなくなる時期なんですね。

だから、ちょっとしたことでお母さんに当たったり、お父さんを無視したりと訳の分からない行動をとります。

「お母さんがそんなこと言うから、テストの点が悪かったんだ!」なんて、しょっちゅうでしょう。

親としたら「訳わからん!!」と思うかもしれませんが、子供自身としては筋が通っているんですよね。

大人からしたら、どう見ても八つ当たりなんですけども。子どもとしては、ちゃんと理由があるんですね。


自分としては最高の選択をしているんです。

完全な大人だったら、自分の選択と回りとの兼ね合いも考えて行動できるんですが、この部分が思春期は、まだ覚え中、といったところなのかもしれません。


そうそう、「死ね、くそばばあ」は男女関係なく、常套句のようです。

「こんにちは」と同じ感覚で言われます。びっくりしないでください。

自分ではつかみ切れない思いがあふれ出て、表現の仕方が、それしかできない、という感じです。



【そんな子供でも、後で色々思っている…】

でも、子どもとしても、「なんかこれはおかしい・・・」とは、気づいているようです。


「なんで、お母さんに、あの時あんなこと言っちゃったんだろう」と、深くは話さないけどポツリ