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身近にある神経症
更新日:2020年9月16日
こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。

神経症という言葉を聞いたことはありますか?
「~症」というと、病気っぽいイメージが強そうですが、誰でも多少は性格の中に入り込んでいる特徴と言えます。
軽いものが「神経質」と言われるものですね。
神経質と聞くと、「キッチリしとかないと気が済まない」という、細かい性格と思われるかもしれませんが、その幅が広いのです。
【こだわりが強すぎるため、その他の事でトラブる】
自分のこだわりのキッチリを意識しすぎるため、他のことがおろそかになってしまって、トラブルを起こしてしまうのが、神経症の特徴です。
例えば、
・家の掃除に夢中になり、出かける時間が過ぎてしまい、遅刻をしてしまう
・節約重視を意識するあまり、自分の心がすさんでしまう
このようなのも、神経症の症状の一つ。
一つの事にこだわりすぎるあまり、
自分が損しちゃう。
周りに迷惑をかけちゃう。
あなたは、そんなところありませんか。
細やかに熱心に動けることは良いことではあるのですが、神経症気味になってしまうということは、100%そうしなくちゃ、と思ってしまってしまい、結局人に迷惑をかけたり、自分を苦しめてしまっていたりします。
【一番にしないといけない事を優先する】
こう見ていくと、その時々によって必要な優先順位(こだわらないといけない所)が違っていることでトラブルを起こしてしまっているのが、分かります。
(下線部が、優先になっているところ)
・家の掃除に夢中になり、出かける時間が過ぎてしまい、遅刻をしてしまう
↓
到着時間に間に合うように行動する
・節約重視を意識するあまり、自分の心がすさんでしまう
↓
自分が快適に過ごせることを優先する。そのうえで節約に励む。
注)心理カウンセリングでは、「自分自身の幸せ」が第一優先です。
【頼れないことも神経症】
どんな人でも、細かくみていくと、形を変えてこのような部分はあるのではないでしょうか。
とても性格のバランスがとれてるな、と思う人でも、「これに関しては人に頼めない」と思って、本来の自分のやりたいことを逃している人がいます。
例えば、親や夫に子どもを預けられない主婦の方(迷惑をかけてしまうと思う)で、自分のストレス発散ができない、とか、仕事をしたいのに先送りする、など。
良いと思ってやっているこだわり自体は、良いと思うのです。
でも、「たまにはいいかな?」「頼ってみてもいいかな?」「完璧にできなくてもいいかな?」
そんな緩め方を覚えていければ良いですね。
【まとめ】
神経質自体は、悪くないことです。
森田療法でも、「神経質は良いことだ、と思おう」という言葉があるくらいです。
そちらに集中するあまり、他の事や本来しないといけない事や全体が見えなくなってしまう、ということが難点となりますので、臨機応変に動けることを意識してみましょう。
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