こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
【別れた恋人を思い出してしまう】
あなたは、元恋人の電話番号やアドレスを消去する（できる）方ですか？
もしかしたら、このブログを読まれている方は、「別れた恋人のことが忘れられない」とかで悩まれているかもしれませんね。
忘れなきゃいけないのに、どうしても思い出して、「声が聞きたい」「電話をかけたくなる衝動にかられる」と苦しい思いをされているかもしれません。
確かに、電話番号を消して、物理的に電話ができなくなってしまえば、いいのかもしれませんね。
でも、電話番号を消したとしても、今の世の中、どんな手を使っても相手のことを調べる手立てがあります。
フェイスブック、ツイッター、SNS、その他インターネットで調べられます。
もしかしたら、一度何かの関係を持ってしまうと、その人と繋がる跡のようなものはどこかにあり、完全に消去するってことは難しい時代かもしれません。
駄目だ、と思いつつ、元恋人の今日の投稿を見にいってしまったり、この前までは見えていたのに、自分は情報が見れなくなっていてショックを受ける…とか経験ありませんか？
多分、みんな経験あるんじゃないかな。
【サーチしてしまう行動は要注意】
この場合、要注意なのは、「忘れられない気持ち」や「調べたくなってしまう気持ち」とかではなく「ひたすら調べてしまう行為」にあります。
元恋人を探して、探し当てられなくても、見つけたとしても、また次に違う検索をしてしまう。
その繰り返ししてしまうことで、どんどん執着してしまうんですね。
どんどん、会いたくなる気持ちが募ってしまう、悪循環になります。
人間って、そうできているんです。
そのような、「調べたくなってしまう気持ち」が湧いてきたら、思い切って「今すべき行動」に集中してください。
（注：調べなさい、電話しなさい、ということではないです）
普通の生活に集中するという意味ですね。
できれば体を動かす方がいいです。お風呂に入るとか。勉強するとか。何かトレーニングするとか。
自分が思っている以上に、日常生活そっちのけで、元恋人のこと考えている自分がいるはずです。
そして、「会いたくなる気持ち」「電話したくなる気持ち」「調べたくなる気持ち」など、あなたの気持ちは、そのまま置いといてください。
気になるようだったら、「私、まだ好きなんだな」とだけ思ってください。
そして、ひたすら、日常生活に集中する。
だんだん日常生活の中で、今の思いがなじんでくる時が来ます。
それだけ好きだった人の事は心にとどめておきながらでも、また愛せる人はできます。
この人が心から出ていかなければ、次ができないわけじゃない。
【森田療法の考え方】
この、「今すべきことに集中する」という考え方は、森田療法の考え方の一つです。
「そうはいっても、元恋人のことを考えちゃうんですよ」というのは、苦しい気持ちに体も乗っ取られてしまい、何も行動できていない状態のことです。そして、ずっと苦しい感情の方が勝ってしまう。
そうではなくて、「その苦しい気持ちを持ちながらも、普通の行動はできますよね」という考え方です。
そうしているうちに、苦しい気持ちはだんだん落ち着いてくるものだ、という理論です。
人間って、そういう風にできてるんですね。
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