こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
【アラン幸福論】
今日は「アラン幸福論」という本についてのご紹介です。
大昔の心理の本なんですが、読みやすく、とても面白いです。
最近、現代風に分かりやすく作られた本がはやったので、ご存じの方もおられるかもしれませんね。
これは、自分で自分をコントロールする実践的な心理方法なんです。
ちょっと、表現も面白くて、「怒ったとき、悩んだときは、あくびをしろ」とか、「えっ!なんで?」ということを具体的な解決法を、説明つきでこれでもかと、いろんなバージョンで教えてくれています。
【不機嫌なのは、不機嫌な顔をしているから】
そのなかで分かりやすいものの一つに、不機嫌な気分になるのは、不機嫌な顔をしているからだ、というのがあります。
不機嫌になっても、すぐ笑顔になって機嫌よくすればいいのに、不機嫌な顔をそのままに、不機嫌な気持ちを引きずってしまうこと、ありませんか。
不機嫌を誰かに直してもらいたいがごとく。
「悲しくて泣くのか」「泣くから悲しいのか」ということもそう。
正解は、「泣くから悲しい」のです。行動が感情を増幅させるのですね。
だから、悲しくなっても、自分で笑顔を作れば、心も明るくなってくるのです。
このブログでは、感情は感じ、吐き出すべきだ、とたくさんお伝えしているので、相反する理論だと思われる人もいるかもしれません。
これも正解なのですが、このアラン幸福論の理論も真なり、なんです。
ケースバイケースで活用していっていただきたい、新しいチョイスの一つ。
子供は、”大人に機嫌を取ってもらいたい”と思っても大丈夫ですが、大人は自分で自分の機嫌をとるしかないのです。
【「今日も、いつもの自分」は勘違い】
「自分は毎日変わりないよね、今日も、いつもの自分」と思っていませんか。
人が勘違いしやすいことで、「自分は、いつも通りの定位置にいてるもんだ」ということがあります。
でも、本当は「自分は、どんどん変わっていってる」んです。
毎日の自分どころか、毎分・毎瞬変わっています。
姿かたちだけでなく、自分の受け取り方や考え方も、コロコロ変わってるんですよ。
「周りが変わったな」「今日の周りは、なんか違う」と感じることは、実は自分が変わっているということなんですね。
「今日は楽しい日だな」ということは、周りが楽しい環境になったのではなく、「楽しいと感じれてる、調子のいい時の自分」。
「今日は嫌な日だ、辛い日だ」ということは、周りが何か自分に悪いことをしてきてるわけではなく、「嫌に感じてしまう、調子の悪い時の自分」。
嫌に感じてしまうのは、疲れて体調が悪かったのかもしれないですし、自分の今の調子を振り返るチャンス。
「自分は」疲れている、と気づくことが出来れば、少し早めに休んでベストポジションに「自分で」戻す方法がとれますね。
【まとめ】
「自分は常に定位置」という考え方でいると、今のあなたの感情は「周りのせい」と思ってしまいます。
しかし、誰かが、あなたの調子を変えるわけではありません。
すべて、あなたの考え方・行動しだい、ということなのですね。
まず、今のあなたの感情を「私は」という主語で見てみましょう。
「周りは悪いことが続き、悲しいことばかりだ」→「私は、周りで起きていることを悲しいと感じている」という風に。
アラン幸福論は、面白く的確であり、そしてシビアな心理本です。
一度読んで、参考にしてみてください。
「自分で自分の機嫌を取れる」ようになりましょう!
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