こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
先週、今年度ボディカウンセリングマッサージセミナーが無事終了いたしました。
このご時世ですので、例年よりも体調管理(熱を測る、少しでもおかしければ休む、こまめにアルコール消毒)を念入りに協力いただくなど、いつもと違う緊張も伴ったセミナーでした。
そのような中、3人の生徒さんは、とても頑張っておられました。
初級なので、シンプルな手技のみの習得でしたが、それが全身となると、覚えないといけないことは多数になります。タオルワークなども入ってくるので、大変だったでしょうね。
お疲れさまでした!
【マッサージの仕方にも性格が表れる】
複数いらっしゃったら、同じ手技でも、それぞれの性格が表れたやり方が、既に見えてきています。
普段、仕事でもチャッチャと早くする人だと、マッサージも早くなる(ゆっくりできない)。
横着な人だと、マッサージも中抜けしたり、自分が動かず簡易的にしてしまう。
心に踏み込まれたくない人は、表面だけのタッチングになってしまう。
…とかですね。
これは、見事にリンクしているなあ、と思います。
【優しすぎるマッサージは、疲れやすくなります】
あと、「優しすぎる人のマッサージ」というのもあります。
体に触れる職業に就く人は、結構こういう人が多いです。
(マッサージやエステティシャン以外に、介護士さん、看護師さん、保母さんなど、体に堂々と触れられる仕事を選ぶ方も同様です。潜在的にスキンシップ不足=愛情不足、と言われます)
このタイプの方が施術者になると、クライエントに寄り添いすぎて(施術者の方が)疲れやすくなります。
優しいことが悪いわけではないのですが、ついつい自分を差し置いて相手に入り込んでしまう傾向になるのですね。(寄り添うのはOK、「過ぎる」というのがしんどくなる)
表面的でもいけないし、入り込みすぎてもいけない、という何とも意地悪な世界なのですが、これは人間関係でも一緒なのです。
もし、エステやマッサージをしている人で、この傾向(施術の後、いつもぐったり疲れる)の方は、この「優しすぎるタイプ」かもしれません。
お客様と店員、という関係性は大事ですが、人としては対等という基準を意識してみてください。
特に「なんとか、私がほぐしてあげなきゃ」と思ってしまう人は、要注意です。
良い心持ちのセリフとしては、「私は出来る事を精一杯やりますので、それであなたの体もほぐれたら嬉しいな」という感じでしょうか。
ちょっと、冷たく聞こえるセリフかもしれませんね。
例えば、あなたが何かやる気を持って頑張ろうとしている事を、「頑張るの、しんどいでしょ。代わりにやってあげる」と横取りされたとしたら、どうでしょうか。
やる気があるのに横取りされては、嫌なものですよね。
人は、心も体も「自分で治す力(ホメオスターシス)」というのが備わっていますので、その力を信じて、セラピストは、サポートを一生懸命取り組むことに集中すべき、という意味になります。
クライエントの自己治癒能力を、横取りしてはいけないんですね。
良かれと思ってしてくれたことでも、クライエントとしては”自分でやること”を覚えられなくなり、今度は一人で、できなくなってしまいます。
「私がほぐしてあげなきゃ」という思いは、クライエントに対してお節介になってしまうんですね。
こちらのボディカウンセリングでは、そのメンタルのことも学んでもらいます。
【まとめ】
今年の3名様は、次の上のクラスにも進級を希望されているので、来月から、いよいよ本格的な練習の始まりです!
体をほぐす色んな手技も学んでいただきますし、「心をほぐすステージ」に上がります。
一緒に頑張れるのが、とても楽しみです。
~お悩みやご質問などがありましたら、お気軽にお問い合わせください~
HP:こころとからだのカウンセリングルームcoco-cara https://www.cococarawarm.com
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