こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
【共依存という心理】
今日は、「共依存」という心理の特徴をお伝えします。
恋愛やパートナーとの関係で悩んでいる人は、この共依存の心理が潜んでいるケースが多いです。
「優しさ・思いやり」と勘違いをしてしまっていませんか?
【必要以上に手伝ってしまう】
彼氏に対して、人に対して、「おせっかい」「お世話焼き」をしていませんか?
助けを求めていない人のお手伝いを、率先してする人が共依存タイプです。
それが「優しい」とか「気が利く」と思ってしまっている傾向があります。
【共依存は幼いころから訓練されている】
昔、いわれませんでしたか?「相手の身になって、言われる前に気付いて行動しなさい」と。
私は、子供のころからしっかりそれを言われていました。
そして同年代の親戚と比べられ、「〇〇ちゃんは気が利くのに、あんたはあかんな」と、よく言われていました。
そんなことは、いわれたくありませんので、子供ながらに先回りをして、言われてもいないお手伝いをやったり、やり過ぎたり、出来なかった自分を責めたり。
だから、親戚が集まる時は苦痛で、帰ったらぐったりでした。
その癖が今も抜けず、お節介おばさんに変身する時があります。
私の場合は特に、年上の女性と関わりがあるときにそうなってしまう傾向が強いかな、と思います。
何もしない子はダメな子。気の利く子は大切な子。
「親戚の子たちより、先回りをして役に立つことがいいんだ」
「そうしなければ、私はいてもいなくてもどっちでもいい存在」という価値観になってしまっているんですね。
【共依存が起こしてしまっている事】
人間関係は、対等でなければいけません。(上下関係は必要ですが)
相手が楽をして、自分はグッタリの関係は、対等の関係ではありません。
また、相手ができることを横取りしてやってしまうと、相手のためにもならず、それは、優しさではないんですね。
この対等な関係を知っている人は、お節介している人をみると、「なんで、一人で頑張っているんだろう」という感覚になります。
そして、お手伝いをされた相手は、頼んだ訳でもないので、してもらったことにお礼を言わない時もあります。
そんな反応を見た時、共依存の人は寂しく感じてしまい、
「私、頑張ってるのに!」「なぜ”ありがとう”も言えないの!」と怒ってしまったりします。
独り相撲の、苦しいやり取りが起こってくるのですね。
これは、自分はそうかも、と気づいた時点で止める勇気が必要です。
【ずっと、共依存をしているわけではない】
やっかいなのは、共依存タイプでも、お節介をしてしまう相手と、しない相手が混ざっていることです。
つまり、「正常な人間関係を築ける時」と「共依存関係を築いてしまう時」があるんですね。
だから、自分が共依存であることに気付きにくいんです(正常な時もあるから)。
だいたい共依存をしてしまうのは、「嫌われたくない相手」に対してしてしまいます。
だから、彼氏や彼女、結婚相手に、必要以上にお世話をすることが多いのですね。
切ない、自分を好いてもらいたいための手段なのです。
しかし相手は、それが当たり前となっていき、さらに自分はお節介する度合いが多くなっていきます。
そして、どんどん疲れしかないわ、虚しくなるわ、で恋をすることがしんどくなってくるのです。
でも、それしか恋愛の仕方が分からないので止められず、イライラが募って喧嘩ばかりになり、いく所までいって別れてしまうパターン。
そんな、ループになっていませんか?
まだまだ、奥が深い共依存。これだけでは語りつくせないのですが。
あなたは、彼氏に、彼女に、「おせっかい」をしていませんか?
相手の役に立つことが自分の役目、だと思っていませんか?
自分がしてあげたことにお礼がないと、モヤモヤしませんか?
【自分では分かりづらい共依存】
共依存であるのかどうか、自分も相手も分かりづらいところであります。
始めは「すごく優しい、いい人ね」から始まっていき、モテる人も多いでしょう。
でも、好いてはもらえるけど、自分がしんどくなって、結局終わってしまう恋をしている場合。
相手がどんどんワガママになっていってしまう恋をしている場合。
その場合は、要注意です。
まずは、「共依存をしているのではないか?」と、自分に気付くことが大切です。
そんな経験がある人は、少し「自分がしなければいけないことなのか?」と、「相手がしなければいけないことじゃないか?」の問いかけから考えてみてくださいね。
自分に気付き、脱出することが、幸せな恋愛をすることに繋がります。
【関連記事】
人の言うことを聞いてあげて、いいお姉さんなあなた。
その割に、自分は後回し。。少年の心を持った旦那さんや子供のような彼氏の面倒をみる、ウェンディになっていませんか?
☆こころとからだのカウンセリングルーム「coco-cara」(大阪・難波)
LINE(チャット)カウンセリングで、プチカウンセリングを受けてみませんか?
場所を問わず、お悩みを話せることが好評です。恋愛系のご相談に人気です。
(3,300円/60分*予約制)
★今すぐ気持ちを聴いてもらいたい方へ
近くで悩んでいる人がいたら、お伝えください。
その一言が「ひとりじゃないよ」のメッセージになります。
Comments