こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
カウンセリングの中での大切な作業に、「癒し」があります。
今でも引っかかっている、つらかった出来事。
今の悩みの根っこにある、しんどい気持ち。
・・・これを、まず癒してもらいます。
その時に必要になってくるのが、「感情」です。
この感情を、出してしまうことで癒されていきます。
【自分の感情に気づいていない】
でも、意外と人って、自分の感情に気づいていないことが多くて、その時、どんな気持ちだったか、と聞かれても、「??」の事があるんです。
特に、優しい人、悩み好きの人は、自分の感情を知らないことが多い。
今まで、自分より周りの人の事を考えて行動をしているため、自分の本当の気持ちを置き去りにしてしまっている。
「しんどいこと」や「嫌だった出来事」は分かるんですが、喜怒哀楽、その他の感情が分からない。
「○○があって、しんどいんです」と話され、それが精いっぱいの吐き出しになります。
でも、心の奥には、しっかり何らかの感情があるはずですから、溜まりに溜まって、しんどくなってしまうんですね。
【しんどい気持ちの中身】
中には、そもそも感情というものが分かっていなくて、「”しんどい”って、”つらい”って言ってるじゃないですか」と訴える人もいます。
「しんどい」が感情と思っている、ということです。
「しんどい気持ち」の中に、「悲しみ」「寂しさ」「腹がたつ」「恥ずかしい」・・・など、様々な感情があるんです。
そして、腹が立つ、怒りと言いましても、「見下された感」「分かってもらってない感」とか、これまた色々出てきます。
時には、「驚いた時」に怒る人もいます。
何かをされた時に湧いてくる感情、とも言います。
この感情を、自分で受け止めることが大切なんです。
【感情リスト】
自分の感情を感じるのに慣れていない人には、「感情リスト」というのを見てもらい、どれに近いかな、と聞くこともあります。
単語で見せられると、分かるということが多いんですね。
例えば、
「怒り」「悲しみ」「恥」「罪悪感」「孤独感」「楽しい」「寂しい」「嫉妬」「嬉しい」「無気力」「心配」「安心感」「不安」「切ない」「損した」「怖い」・・・などなど、人の感情は出すときりがありません。
一度、今でも気になっているシチュエーションを思い出してみてください。
その時、上のリストの中から、自分の気持ちにしっくりくる言葉を、出してみてください。
もし「悪かったなあ」という思いが出てきたら、「罪悪感」にあたります。
「かっこ悪いなあ」は「恥」ですね。
経験したことにまつわる感情を自分からは言えないけど、一度当てはめてみると、それをきっかけに、こんな気持ち、あんな気持ち、とリストにない感情が出てくる場合があります。
本当は、単語だけでなく、その時の一連の感情を話してもらうことが大切なのですが、それだけ人の心は感情をブロックする時があるのです。
感情を感じるのがしんどいんですよね。
感情は出たがりなのですが、出すと、怒られる。我慢しなさい、と言われる。
こんな経験が、ブロックすることになり、感情を感じなくさせてしまうことになってゆきます。
そして、気づかないまま、いつまでもコントロールが出来ず、感情が暴走してしまったり、感情が溜まってしんどくなる、ということになります。
まずは、自分はどんな感情に「今」なっているのか。
それに気づくことから。
そして、出してもOKな場所と人の前で、正しく感情を出して楽になっていきましょう。
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