こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
恋人が遠い場所に住んでいて、気軽に会うことが出来ない「遠距離恋愛」。
つらい恋の代名詞の一つです。
昔から、その切なさを歌った曲はたくさんありますし、映画では、場所だけでなく時空や時代から離れ離れになって、遠距離恋愛をしているカップルの心情を描いた作品もたくさん。
男女関係なく、それらを聴いたり観たりして、共感したり心を癒されり、勇気づけられたりした人は多いのではないでしょうか。
心に響いて、「同じ気持ちだ」と涙を流したり、自分の気持ちを分かることができるのは、心にとって、とても良いこと。
簡単にできるカタルシス(浄化)ですので、自分の心情にあった曲や映画、小説、ドラマなどで心を癒してくださいね。
【好きな人が近くにいない寂しさ】
それだけ、好きな人と近くにいることができない寂しさって、人にとって大きなものなんですね。
私自身も、遠距離恋愛の経験はありまして、少しそのお話をします(失敗例としてお聞きください)。
私もお相手も、おのおの新しく勉強を始めた時期に始まった遠距離恋愛でした。
お互いにやることがたくさんあったため、ある意味よい距離感で、遠距離恋愛は良好な関係性が続いていました。
それぞれ自分のやるべきことに取り組みながら、毎日メールや電話ではやり取り。
そして、月に1,2回お互い行ったり来たり、旅行感覚で会うことを楽しんでいました。
お互いに好きで仲良くしていましたが、やらなければいけないこともあるので、その状態が二人にとって良いバランスでした。
でも、相手の勉強期間が終わった時から、そのバランスが崩れてきてしまいます。
勉強というやることが一つ減ったことで、相手の関心が以前よりこちらに向いてくる。
それは当たり前のことですよね。本当は、彼女としたら嬉しい展開かもしれません。
でも、私自身の勉強の状態は変わっておらず、その相手の変化に、実は戸惑ってしまいました。
今から思えば、変化した状況に沿って、私も彼に対してできる事をしていたら良かったのですけども、私は勉強に熱中していたままで、相手の気持ちが分かっていませんでした。
普通だったら重く捉える気持ちでもないのですけど、その時は、とても重く感じてしまい、だんだんぎくしゃくして、破局の方へ。
振り返ってみると、温度差を感じて、相手は寂しい思いをしていたのではないか、と思います。
(この、温度差で悩む女性、多いですね。)
お互い、もっと相手の立場に立って話し合いをすることがたくさんあったでしょうが、それもせず、終えてしまいました。
思いやりがなかったな、、と思います。
【寂しさの裏返し】
「私が相手のことを思うほど、相手は私のことが好きじゃないのかも」「どうして、こちらを向いてくれないの」
遠距離に限らず、上手くいっていない時って、そう思ってしまいますね。
好きな気持ちが大きければ、余計に強く思ってしまうものです。
よく遠距離恋愛の対処法として、「寂しい思いがツラい人は、自分の時間を充実させるように努力する」というのがあります。
自分時間が充実していると、そちらに気持ちが向くので必要な実践だと思います。
でもその前に、つらい遠距離恋愛になってしまうカラクリを知っていきましょう。
先に書いた「どうして?!」という、相手に対して切なくなったり疑ったりする気持ちは、「寂しさ」の裏返しなんですけども、その「寂しさ」を伝えるために、人は色々な形で表現します。
恋愛相談でよく聞く、とってしまいがちな表現方法です。
・分かって欲しくて怒って、すねる。→相手は、なぜ機嫌が悪いのか分からず対応ができない。
・構ってもらうために、優しくする。→過剰な優しさなので、相手は重くなる。
・寂しいのに、言わずにいつも通りにする。→当然、自分の気持ちは伝わらず、相手はいつも通りのままなので、心にモヤモヤが溜まっていく。
相談者さんの中には、「遠距離だから、会っている時は楽しく過ごしたい」「『会えなくて寂しい』とか言って、重くさせたくない」と言われる方がいます。
二人で楽しく過ごしたい気持ち、その気持ちは大切ですよね。
でも、「会えなくて寂しい」という素直な気持ちを言う事は、悪いことでしょうか。
もし重くさせているのであれば、「寂しいから何とかしてよ」という気持ちがくっついている可能性が高いです。
遠距離恋愛は、誰でも寂しく感じる時はあるものです。
上手くいっているカップル、遠距離結婚で上手く過ごされている人でも、やっぱり寂しい思いになる時はあります。
頻繁に会えるカップルを見たり、仕事などでしんどい気持ちになっている時は特に、「傍にいて欲しいな」と思うことはあって当然の気持ち。
その時に、会えなくて寂しい気持ちを伝え、それを相手に受け止めてもらえることが、本当に不安な気持ちが埋まること、なんです。
寂しい気持ちを、他の行動をして見えなくさせてしまっては、その気持ちはどこへ行ったらいいのか分からなくなって暴走します。
そして、ついつい間違って、「どうにかしたい」と行動を求めたり、相手を疑ってしまったりしちゃうんですね。
「寂しい気持ち」とは、放っておくと、そういういたずらをしてしまう感情なんです。
いっぽう、素直な気持ちを言われた場合は、自分を責められているわけではないので、こちらも素直に聞けますし、受け止める余裕ができます。
受け止めるというのは、遠い道のりを飛んでいく、という事ではありません。
「そういう気持ちなんだね」と心から分かってあげる、いうことです(言葉にすると難しい…)。
お互い様の事なので、その関係性ができてくると、多少のことも不安じゃなくなり、二人の今後の展開も安定した未来を描けるようになってきます。
とても理想的な話になっていますね。「そんな、上手くいくもんじゃない」と思われるかもしれません。
でも、ちょっとした食い違いを見直すことで関係性が良くなるのは事実です。
上手くいっているカップルは、気持ちを伝え、けんかもしながら、食い違いを話し合って修正して今の形を作っていっておられます。
近距離恋愛カップルは、近すぎて見えてない所もたくさんあるので、関係性の作り方は一緒です。
男女問わず、自分のしたい仕事の関係や家族の介護などで、これからはもっと、遠距離恋愛や遠距離結婚が増えると思います。
目的は、二人それぞれが幸せになるため。
たくさん話をして、形にとらわれず遠距離であれば遠距離なりの落としどころを見つけていきたいですね。
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