こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
失敗って、嫌なものです。
何かをして、上手くいかなかったり、迷惑をかけてしまったりする時に「ああ、失敗した!」と思います。
その時に、どう思いますか。
・私ってダメだわ、と落ち込む
・嫌われたんじゃないかと、相手や周りが気になって仕方がなくなる
・○○のせいで、失敗したんだと、他の事のせいにしてみる
・失敗したことに腹が立つ、悲しむ
どれも、嫌~な気持ちですね。
すぐ取り返しのつくことでしたら、平常心に戻りやすいですが、自分にとってショックな失敗でしたら、放心状態になったり、何も考えられなくなる時もあります。
前向きな心理学では、上記のようにならず、「失敗を取り戻すためにどうすればいいか」とか、「次にどのように対処すれば良いかと考えるべき」と言われます。
そのような時間がもったいない、落ち込んでいても解決はしない、と言われます。
確かにそうなのですが、もし、そうなってしまう時は、少しはそういう自分がいてもいいのではないでしょうか。
というのも、心の準備ができない時ですと、前向きに考えようとしても悪循環になりやすいからです。
失敗した自分が許せなくて、「こうだったら良かったのに」「あのようにさえしておけば良かったのに」と色々考えてしまいます。
この状態は、前向きな心理学でいう、”今後のことに対しての対策”を考えているのではなく、失敗したその時に戻って変えたい、やり直したいという次元にいてる状態です。
そして更に、悩む自分が苦しく、前向きな自分になりたくて「こんなこと思ってちゃダメだ!」「落ち込んじゃダメ!」と自分にダメ出しをして、焦る人が多いです。
「失敗して落ち込む」
↓
心「まだ、落ち込みたい」「○○のせいだ」
頭「落ち込んじゃダメ」「人のせいにしてはいけない」
(同時に起こっている)
↓
どうしていいか分からない(葛藤)
↓
焦る、冷静な対処が思いつかない(悪循環)
失敗した時、次に同じことが起こらないように、対策を考えようとするのは、とても大切なことです。
(失敗を気にせずに放っておいてしまうと、また同じことをしてしまいます。)
その思いがあるのであれば、少しは、落ち込んだり、他者の責任にしたり、感情のままにいてもよいと思います。
嫌な感情は、時間が経つとだんだんおさまっていくものと言われています。
そして少しずつ冷静になり、「あの人のせいにしていたけど、私もこうしておけば良かったな」とか「こういう風に言えば分かりやすかったな」「あの時に、このように動けばよかった」とか、アイデアが湧いてくるようになります。
この状態は、やってしまった失敗をベースにしながら、次の事を考えられている良い状態。
人にとって、冷静になれるのに、やっぱり少しは時間が必要なのかもしれません。
インターバルとか、クールダウンと言われるものです。
この状態に、すぐになれる人もいますし、2,3日かかる人もいます。
失敗によるショックが大きい人はもっと長くなる事もあります。
失敗は、みんなが落ち込むもの。
落ち込んでいい、腹立てて良い、人のせいにしていい。(←自分の中で)。
そこからの復活にどれだけの時間がかかるか、次回への対策を考えることで失敗にピリオドを打つことができるかの差だと考えられます。
ただ、落ち込みがかなり長い、1か月とか2か月以上かかっている時は、自分だけで放っておかず、誰かに話を聴いてもらうなどが良いかもしれません。
人によって、心の対策はケースバイケースになるものです。
今回の内容が、今のご自身に合っていれば、良ければご参考にしてください。
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