こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
最近また、朝夕が寒い日が続いています。
季節の変わり目ですので、体調管理にお気を付けください。
【呼吸と体と心】
皆さんは、自分の呼吸に意識していますか?
呼吸の深さは、心や感情に大きく影響しています。
自分の感情を自覚し、適切に表現できる人は、呼吸は深く大きく、整っていています。
逆に、感情を抑え込んでしまっている人は、呼吸が浅く、早いです。
体と心が繋がっているというのは、こういうところからも分かります。
でも、意外と自分では気づきにくいところでもあり、とりわけ悩みがなく、元気で過ごしている人でも、呼吸が浅いことは大いにあります。
ボディカウンセリングでのバイオエナジティクスでは、人は「胸・腹・骨盤」で呼吸すると言っています。
もちろん、空気が入る場所は肺しか無いのですが、この胸とお腹と骨盤が自由に動くぐらいの大きな深い呼吸ができる事によって、人は正常な体の動きと感情の感じ方が出来るということです。
赤ちゃんをじっと見ていると、体全体で息を吸ってるような感じですね。
かかっている布団も呼吸によって大きく動いています。
これが本来の呼吸なのですが、大人が寝ている姿を見ていると、とても静かです。
微動だにせず、寝息も聞こえません。
静かすぎて、「大丈夫かな」と覗きにいってしまうくらい静かな人もいます。
ボディワークの際にベッドに寝てもらいますが、この時も背中が呼吸で動いていません。
【胸の呼吸】
よく、胸式呼吸とか腹式呼吸とか言いますね。
緊張で背中や肩に力が入っている人は、この部分を筋肉で固め、胸や背中が大きく動くような呼吸が出来ません。
吸おうと思っても、筋肉での締め付けのため、吸うことが苦しいです。
無理に吸おうとすると、怖くなってくるかもしれません。
また、背中は悲しみをためるところ。
呼吸が深くなり、感情に通じてくると、泣きたくなってくる人もいるかもしれません。
【おなかの呼吸】
運動などで腹式呼吸を意識することはできるけど、それ以外の場面では腹式呼吸が出来ない、という人もいるかもしれません。
呼吸によってお腹がふくらみ、へこみ、ふくらみ、へこみ…と繰り返すうちに、「してはいけないことをしている葛藤」を感じてくるかもしれません。
深い呼吸は、感情を呼び起こしてきます。
おなかは、怒りを貯めるところ。
怒りを感じる事(出すこと)を良しとしていない人は、おなかでの呼吸を繰り返しているうちに、怒りが蘇ってきたけど、出してはいけない罪悪感などで葛藤します。
【骨盤の呼吸】
「禁止」が強い人は、骨盤をしっかり固定してしまっています。
自由さを閉じ込めてしまっている状態ですね。
ブロックがここでかかるので、足にエネルギーが行きわたらず、行動に移すことが出来にくくなります。
【手を置くことで、呼吸のお手伝い】
ボディーワークの途中、ある部位に手を置いたり、ほぐしていると大きく呼吸を始められることがあります(部位は人によって違う)。
なぜそうなるのかも人によって違うのですが、手を置いてもらうことによって安心して呼吸ができるのかな?と感じる時があります。
フィードバックをすると、ご自身でも呼吸が出来ていないことに気づいている人も多いです。
「呼吸をすること」が無意識に怖いのです。
なので、「大丈夫だよ」と手を置くことが呼吸のお手伝いになるのですね。
心が不安がちな人は、是非恋人やパートナーに、手を置いてもらいましょう。
背中も良いですが、おなかに手を置いてもらうと嬉しい人も多いです。
そして、意識して大きな呼吸をしてみましょう。
まず、息を吐くところから始めます。
普段の吐く時間よりも長めに「吐き切り」ます。
意外と呼吸って体に溜まっているのですよね。
倍くらい時間をかけて吐く感じ。
そして、鼻でゆっくり息を吸ってください。
一回の大きな深呼吸で、だいぶリラックスできます。
不安が落ち着いてきます。
【感情を感じるからコントロールが出来る】
体中に行きわたるような呼吸をし、自由に感情を感じられるのが、正常な状態と言われていますが、私も含め現代人は中々そうもいかないことが多いです。
毎日忙しく、あわただい最中は感情そっちのけで生活しているのも当たり前のこと。
そんな時でも、一日のうち時間が取れる時や、お風呂の時に、何も考えず深い呼吸に戻すだけでもリセットになります。
感情を感じることは、大切な事だと思います。
感じないと、感情は自分勝手に飛び出てきます。
感じられるから、心も体もコントロールできます。
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