今日は、ちょっと意地悪な、でも面白い心理学のお話です。
言い間違えって、しますよね。
言うべきことを噛んでしまって、ぐちゃぐちゃになることも
ありますし、無意識に出てしまった言い間違いもあります。
無意識の言い間違いは、「言うつもりなかったのに、何であんなこと言っちゃったの...」と、恥ずかしい思いになります。
誰でも、一回や二回は経験ありますよね。
私の恥ずかしい無意識の言い間違えは、上司が「~~しておいてね」と言った時、つい「はいよッ!!」と返事をしてしまったことです。
一瞬回りが、し~ん、、、となりました。
すごく気まずかったです。
【無意識の言い間違い】
面白い(恐ろしい?)もので、このような「無意識につい出てしまった言葉」というものは、単なる間違いではなく、「その人の本音」だと言われています。
心理学者フロイトが考えたことで、「フロイト的失言」といいます。
例えば、学校の先生が、授業を始める前に「では始めます。よろしくお願いします」というところを、「お疲れさまでした!」と言ってしまったのは、「早く帰りたい、終わりたい」という本音があるから、とのこと。
本人も、そんなつもりは無いと言いますし、生徒も大笑いで、事なきをえることですが、、、。
本当は、早く帰りたいくらい、先生もお疲れだったのでしょうか(笑)。しっかり休んでいただきたいところです。
また、先生の心の中に、「今日の授業は苦手な項目だったな…」「騒がしくなるクラスだな、生徒はしっかり聞いてくれるだろうか」などの不安材料があり、やらないといけないけど、嫌だ、などの心の葛藤が、「もう、今日はおしまいにしたい」という言葉に出た可能性もあります。
先ほどの私の「はいよっ!」は、上司の事を軽んじていたのでしょうか。。。
家で言ってそうな言葉だったので、上司を家族的な関係にみてたのかもしれません。
どっちにしろ、不適切です(涙)。
先日、母と話していた時、たまたま私は、今まで着たことのないような華やかな服を着ていました。
その時母は、
「あんた、そんな服持ってたの?似合わないやつ。。。」
と言いました。
案の定、”似合わない”と言ってしまってから、母は、アワアワしていました。
私は「まあね、スーツがいつも地味だから、思いきってブラウスは華やかなものにしてみたよ」とスルーしました。
「珍しいのを着てるね」と言いたかったのかもしれませんが。
その後、「そうよ~、思いきってそういうの、これからどんどん着なさいよ」と言ってましたが、先に言った「似合わない」の方が、実は母の本音なんですね(笑)。
【まとめ】
言い間違い自体は、「フロイト的失言」以外の、違う理由もあるそうです。
「右と左を言い間違える」などは、脳のカテゴリー分けから起こっている言い間違いだそうで、これらは同じカテゴリーなので、とっさにどっちを言っていいか分からなくなり、違ったことを引っ張り出して言ってしまうんですって。
無意識の心理って、怖いような感じもしますね。
フロイトの考えの方は、どちらかというと、秘密にしておきたい類のものの表出という感覚が近いようです。
人って正直で、自分が思っていることを出すための出口を、常に探しているのでしょう。
気まずかったり、恥ずかしかったりしますけども、無意識の心が飛び出すものが、無意識系言い間違い。
なんとも人間的で、私は良いな、面白いな、と思います。
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