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DIYで達成感

執筆者の写真: coco-caracoco-cara

更新日:2022年5月2日

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。

皆さま、年末年始は楽しくお過ごしになられたでしょうか。


DIY

私は、昨年末から細々と始めた部屋のDIYをしていました。

大きな休みの時にやってしまおうと、新年早々も・・・。

昨年作った「やりたいことDIYリスト」は見事、コンプリートできて、気持ちよく新年を迎えました。


DIYにはまる方々の気持ちがよく分かりました。この達成感、嬉しいものです。


自分でできるのかと悩んでいた便座取り替えも、やればできるもんですね。

早くやっとけば良かったです。(動画サイトが有難かったです。)


壁紙張り替えは、最初は目も当てられない出来でしたが、やっていくうちに上達して、一部分においては「職人ちゃうか~」と自画自賛(全然違います、細かい所見ないで)。


クリアできてくると嬉しくなって、「今度は押入れを本棚にしよう」と、また新たにやりたいことが出てきました。

これは今取り掛かり中なので、ボチボチやっていきます。



【やれば出来る(勤勉性)】

今回のように「私もやれば出来る」と実感できることは、心の成長の中でも、とても大事な経験です。


特に、小学生から中学生にかけて習得するべきとされる、心のテーマ(勤勉性)です。

(幼稚園の時から、前段階として始まっている)

心理学・育児でもよく出てくる、「成功体験の獲得」「承認」の段階です。


この度、壁紙を張りながら「なぜ、小学校の時の私は、こういう創作物(図工とか)が嫌いだったんだろう。できてきたら嬉しいのに」と考えていました。

「私は工作は出来ない人なんだ」という意識が、ずっとありました。


この感覚は、どこから生まれて来たんでしょうね。


①学校の授業での工作は、やり直しをせず、一回切りで終わっていた。

 →物を作るのにも、一つの物を作って終わり。期間は1~2週間。自分の中では道半ばではあったが、次は別の工程物を作ることになり、前回の失敗のやり直しや完成させる機会が無かった。

 →今回のDIYは、最初は失敗ばかりしていたが、同じことを繰り返しやっていくうちに要領が分かり、上達を感じていた。その期間は大人でも1か月くらいかかっている。


②「失敗してはいけない」「一回目からキチンと作れないといけない」と思っていた。

 →「できないと先生に怒られる」というようなプレッシャーを感じていた。時間の制限もあり、力もなく要領よくできない私だったので、更に焦りまくってプレッシャーになっていた。

 →今回のDIYでは、「上手くできないなあ↓(落ち込み)。でも、まあ、いっか」と思えることが多かった。マイペースに念入りにしたい時は時間をかけて出来た。


③指定されたやり方でないと×、指定された完成品でなければ×、という思い込み。

 →先生に言われた通りのやり方で作らないと駄目だと思っていた。

 →DIYでは、何(道具)を使っても、どのような手順をとっても、できたらOKというスタンス。たまたました方法で上手く出来たら、それで良し。

計画と違っていても、その時に一番良い方法を自分で選択した。


今回していた時に考えていたことや行動と、小学校の時の思考や行動と比較してみると、このような違いが分かってきました。

こう見ると、時間の制限によるプレッシャーに弱い、要領の悪さ、完璧主義などの自分の性格が分かってきますね。(とほほ…)



【失敗の克服】

出来上がったら何でもいいのか、というわけではありませんが、子どもにとって、「ちゃんと自分で完成させた!」という喜びと、「よくやったね」という承認は、次の意欲に繋がります。

この経験が、小学校のうちにどれだけできているかどうか、と言われています。

それが高校、大学、社会人での礎になっていきます。


大事なのは、「初めから、誰でも上手くいかないもので、やっていくうちに出来るようになる」「失敗したら、やり直して良い」という経験を積むこと、だと感じました。


当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、行動にブレーキがかかってしまう人、物事を途中で投げ出してしまう人というのは、これらの経験不足という原因がある可能性があります。



【大人の協力も必要】

幼少期においては、大人が成功体験に持っていってあげるという工夫も、実は必要です。

「一から十まで、全部一人でやらないと意味がない」という大人もおられ、それも一理あるのですが、子どもがどうしてもできない時においては、大人の協力が必須です。


でも、この協力の采配というのが、大変難しいのです。

私も経験があるのですが、子どもの頃、木の置物を工作中、制作が遅れていたら、先生が私の木を手に取り、作り上げてしまいました。

綺麗に出来ましたし、先生も良かれと思って手伝ってくださったのですが。

持ち帰って飾っても、全然嬉しくないし、見るたびに落ち込んだ私がいました。


大人になった今でしたら分かるんですけどね。

子どもが満足するやり方でないと意味が無いのが、教育や育児の難しい所です。


でも、人生自身もリベンジの繰り返しですよね。

不本意であり、苦い経験でも、今度は成功するように、繰り返しチャレンジをしていけばいいんですね。

大人であっても、人に協力を求めてもいいし、自分の中の成功体験や達成感を実感していって良いと思います。






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その一言が「一人じゃないよ」のメッセージになります。

 

 

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