お礼を言われないカウンセリング

です。


階段を上がる

カウンセラーの勉強を始めた時に先生から教えていただいた言葉の一つで、「クライエントが『ありがとうございました』と言って終結するカウンセリングは、まずまずだ」というのがあります。


カウンセリングに通われていて、クライエントさんが前向きに進まれたのは、良い結果です。

しかし、「ありがとう」とお礼を言われるのは、良くない、ということです。


理由を聞くと、なるほど、と納得いくものでありながら、カウンセリングって本当に難しいものだな、と実感します。



【自立を目指すカウンセリング】

カウンセリングの目的の一つは、クライエントが自分の力で立ち、自分の力で動ける自信を持つこと。

その自信の中には、クライエントが「”私が”決めてやってきたんだ」というのも含まれています。


ですので、「カウンセラーのおかげで、ここまで出来ました」という言葉が出るのは、目的半ばであり、カウンセラーが答え出しをしている可能性も考えられます。

「カウンセリングを受けなくても、自分でも出来ていたな」くらいに思える終結が理想のカウンセリング、ということなんだそうです。


自分で決定し行動を起こしたことが、人生での手応えであり、自分らしい人生だ、と満足がいきます。

それを目指すのが、カウンセリング。



【自信を持つための小さな階段を上がる】

人(クライエント)と人(カウンセラー)がカウンセリングルームで一定の時間ぶつかり合い(こういう表現が合っているかは分かりませんが)、それが終わると日常の生活の方へ離れていく。


ある時期から、クライエントは、ぶつかり合ってできたヒビを持ちながら、日常生活で自分で答えを取りに行って来られるようになります。

次のカウンセリングの時までに、一つ殻を破って帰ってこられる。

それが、すごいことなんですよね。


「次のカウンセリングの時には、こんな展開が出来たらいいな」と思ったことを、すでにやって来られるので、カウンセラーとしても、驚く瞬間。

そして、「自分で答えを見つけはったんだな」と嬉しくなる瞬間でもあります。


例えば、人に頼ることが出来なかった人が、他人に相談して何かを得られた時。

その話を聞いて、「今まで出来てなかったことが出来てすごい」とフィードバックしますが、進歩というのは、ご本人は気づかれないもんなんですよね。

人を頼ってもいいんだ、一人で抱え込まなくていいんだ、と思える一歩になります。


こうして、小さな階段を上がる事を繰り返し、積み重ねることによって、自信を持てるようになる。

もちろん、進みが止まったり、落ち込んだり、いったりきたりになる時期もなりますが・・・。

それも含めて、歩んでいく喜びも感じられるようになったらOKですよね。


カウンセリングは、クライエントさんが主役。

カウンセラーは、裏方です。

終結した際には、裏方のことは忘れて、ご自身の人生を歩んでいただけるカウンセリングでありたいと思います。




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