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恋人の選び方【好きな人を選んでますか】

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。

「恋人が欲しいのですが、いい人に巡り合いません」という恋愛相談を受けます。

「良い人、いないかなあ」という感じですね。


良い人ってどんな人でしょう。

みなさんは、どんな基準で恋人選びをしていますか?



【自分の「好き」という感覚を優先する】

自分が「この人が好き!」と感じる人を恋人にするのが、通常の選びかたです。

まず自分の感覚で好きになり、相手の良いところが言えて、嫌だな、、、と思うところも言える。

好き感覚優先パターンで選ぶことができると、結婚生活で色んな事が起こっても、乗り越えていけるのです。



【上手くいかないパターン① 感覚より条件が優先】

「良い人に出会わない」と悩まれている人のお話を聞いていくと、選ぶ順番が逆になっていることがよくあります。


「優しい人がいい」

「しっかりしている人」

「面白い人がいい」

「お金持ちじゃなきゃ」

「親が喜ぶ人」


などなど・・・

自分の「好き」という感覚優先でなく、条件が先にきているパターンです。


例えば、恋人として選ぶときに「思っていたような優しい人だ」と思って付き合ったとしても、人は色んな時に、色んな顔を出します。

疲れている時、家族の困難期・・・など、優しさがずっと保たれているかというと、そうでもない。

すると、こうあるべきという条件で選んでいますので「優しい人じゃない」「こんなはずじゃなかった」と、だんだん嫌いになっていくんですね。

その人の本質の部分を好きになっていないからです。



【上手くいかないパターン② 父母の性格をベースに恋人を選んでいる】

「親に似ている人を選んでいるタイプ」

女性は父親、男性は母親に似た人を好きになるというのは、よく言われます。

異性として慣れている感覚を感じ、安心感があるのでしょうね。


あなたのご両親の仲は良かったでしょうか?

仲が良かったならば、良い人で上手くいく確率はあるかもしれません。

でも中には、仲が悪く上手くいってないご両親なのに、親に似た人を選んでいる人もいます。


「親に似てない人を選んでいるタイプ」

例えば、お父さんは酒飲みで嫌だったから、酒飲みの男性とは付き合わないわ、などの親と反対を選ぶパターン。


一見、幸せを選んでいるようですが、父親の性格を基準に男性を選んでいるわけですから、これは親の影響を無意識に引きずっていることになります。


昔、、友人が言いました。

「会社の上司がすごくいい加減なの。結婚する人は絶対、きっちりした人がいいわ」と。

これも同じことで、上司は親の投影です。

上司(親)を基準に結婚相手への条件を決めているのです。


まずは、自分の感覚で好きな人を選ばなければいけません。

好きだと選んで、「後で気付いたけど、この人の優しいところは、お父さんと似ていたわ」だったらOKなわけです。



【好き嫌いの成り立ちを知ろう】

どうして、このような選び方になるのか。

条件を決めてしまったり、親の影響を受けたままの選び方になり、自分の好き感覚で選べないのか。

心理学的に、自分の好き嫌いの基準が、どのように決まってくるか、という所からご説明します。


人間だれでも、最初の好き嫌いの基準は、「親が感じている好き嫌い」です。

父、母の好き嫌いの基準が、子どもの好き嫌いのベースになっています。


幼少期は、「取り込む時代(同一視)」です。

お父さん、お母さんの好きなものを、子どもは好きになります。

お母さんの嫌いなものは、あまり食卓に出てきませんでしたね。

親が嫌そうに食べてるものは、子どもは素直に「まずそう」と思ってしまいます。


そんな幼少期を経て、思春期に、「親から受け継がれた好き嫌いを、自分の感覚で好き嫌いを決める」時期が来ます。

父、母の価値観とは違う、自分の「好き」「嫌い」を見つけるのです。(結果、同じ場合もあります)

だから思春期は、親と価値観の違いから、トラブルが起きるんですね。

自分の好き嫌いを自分で決定することの方が大切ですから、このトラブルは自然な事。


この思春期の、自分で判断するという経験を土台にして、社会人から以降、「自分は本当は何が好きなのか嫌いなのか」の更新をしていき、自分の好き感覚を明確化していきます。

アイデンティティの確立です。


恋人選びも同じで、恋愛や失恋も含めて「本当の自分の好きな人」の感覚を磨いていきます。

その感覚で選んだ人が、本物の「良い人」です。



【本当に好きな人を感じ取ろう】

大人になり、恋愛経験も重ねて自分で恋人を選んでいるようですが、自分を持たない価値観で恋人を選んでしまうと、いつまでも「良い人、いないかなあ」になってしまいます。

自分の感覚で選んでいるわけではないので、何か実感として常に物足りない状態。


自分が選ぶ好きという感覚が、信じられていない人もたくさんいらっしゃいます。

「本当に好きな人」を感じ取る感覚を養っていきましょう。


その訓練は、日常からでもできることです。

どんな事でも、「私は、これが好きか、嫌いか」ということの自問自答の積み重ねです。


その時は必ず「本当に、好きか嫌いか」を自分に問いかけてくださいね。


次の機会に、「嫌いを好きと勘違いする」心のからくりをご紹介します。







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