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上手く育たない。かまいすぎ。

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。


2月に入り、各地で積雪のニュースがあったり、毎日どんよりとした、今にも雪が降りそうな空が続いています。

久しぶりに川の土手の道を通ると、水仙の花が咲き始めていました。

そして、大きなみかん(はっさくのような)の木の、みかんがだんだん大きくなっているのを目にし、季節が進み、春に少しずつ近づいているのを感じました。


土手の花は、基本的には誰も世話をしていません。

それでも、自然の環境の中で毎年きちんと咲いています。花自身の力ですね。


私は昨年の初夏に、苔テラリウムのワークショップに参加しました。

私は、実は、花を育てるとか野菜を育てるなどが下手なんです。

昔から何度も挑戦してきたのですが、失敗続き。

先述した水仙も、香りが好きで過去にチャレンジしたのですが、上手く育ちませんでした。

苔テラリウムも、作成したのは良いのですが、自分的には「また失敗するんじゃないか」と一抹の不安がありました。


この育てるのが下手なのも、理由は分かっています。

私の「かまいすぎる」という欠点。

水は足りているか、日光に当たってるか、などなど気にしすぎて手をかけすぎてしまう。

その結果、失敗してしまうんだと、周りからアドバイスを受けていました。

「放っておいたらいいねん」と言われてましたが、「せっかく育ててるんだから」と、その放っておくバランスがよく分かっていませんでした。


2023年6月に作成した苔テラリウムですが、その後から公私ともに忙しく、バタバタしており、たまに霧吹きで水をやるくらいで放置状態になっていました。

先日気が付き、恐る恐るじっくり見てみると、なんと新しい芽がどんどん生えてきているんです。綺麗な青い苔が!

手をかけてなかったので、枯れてボロボロになっているのではないか、と思っていましたが、逆。


「こういうことか・・・!」と実感しました。

もちろん、苔という植物特有のものもあると思いますが、この苔に関しては、このくらいの放置状況でベストな手入れ具合だったのですね。

もし、私が忙しくなく、いつも通り構いすぎてしまっていると、新しい苔は生えてこなかったかもしれません。偶然の産物でしたが、自分の欠点を実感しました。


子育てに悩んでいるお母さんも、同じ気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子を育てるという責任感が強く、心配したり不安になったり、より良く成長して欲しいという思い。逆境から守ってあげたいという思いなど。

その結果、構いすぎてしまい、子どもの芽を潰してしまうことになっているかもしれないです。

でも、放っておいていいものでもなく。必要な「水」や「光」などは与えていかないといけない。

そのバランスですね。一言で言っていますが、本当に難しいものです。


水仙を育て始めていた時、花屋さんに相談していたことがありました。

「その個体の性質もあるし、『環境』がやっぱり大事なんですよ。ベランダに置くのかどこにおくのか、そのベランダの環境もあるし。環境を見てみないとアドバイスできません」と常々言われてました。

アドバイスを聞いて良い環境を整えるのが、育てる側の役目だと思っていたところもありますが、その個体がいてる、そもそもの環境から把握することが大切。


子どもがいてる環境は、どのような状況なのだろう?(家庭環境も含めて)

(そういう目でみていると、育てる側(自分)の事も、よく分かってくるかと思います。)


カウンセリングにおいても、同じことが言えると思います。

その人が置かれている環境、思い、その人自身を、まずじっくりおうかがいする。

そして自分の力で成長していく力を信じる。

その方に合った、適切な「水」と「光」を見極めることがカウンセラーとしては大切であり、力量なのだと思います。


放置せず、かまい過ぎず。



苔テラリウム



 

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