怒りを爆発する人の心理

最終更新: 2022年4月6日

【いきなり怒り出す人】

怒りを爆発されると、とても嫌な気持ちになりますよね。怖くなったり、逃げたくなります。職場でもいませんか？

文句は言わず、怒った顔になるだけの人、表情にも出さず、心の中でジワジワ怒っている人など、怒りの出し方には色々ありますが、このように「爆発する」という出し方をするタイプの人は、「爆発するまでに、ずっと我慢している」という背景があります。

自分で分かっているのか分かっていないのか、「私は、ずっと我慢してきたんだ！！」と、口にしながら怒ったりもします。

でも、いきなり怒られてる方からしたら、「そうなんだ、ずっと我慢してきたんだね、それを全部ひっくるめて、こちらが悪かったわ」、、、、とは、なりませんよね。
理不尽に感じますし、ムカムカしますし、どうしたらこの怒りが収まるのかと、恐怖に感じたりするかもしれません。

そして、「なんで、我慢するのかな？我慢せずに、普通に言ったらいいのに」と思いませんか。

【爆発する人の心理】

爆発する人は、あなたに「『我慢させてしまって悪かったわ、ごめんなさい』と言え！死んで詫びろ」くらいの勢いで怒り狂っています。

この人の中に、何が起こっているんでしょうね。
普段から、普通に自分の気持ちを言えているのであれば、爆発しなくて済むのですが、

・普通に不満や気持ちを言っても、聞いてもらえないと思っていて、我慢してしまう
・お願い事をするのが苦手で、我慢してしまう（強がり・甘え下手）

というような傾向で、自分から積極的に気持ちや意見を言わない人が多いです。

【この人が求めているもの】

このタイプは、「不満を言わなくても、私のことを分かってほしい」と思っています。

それは、他人に分かるはずありませんね。

その人も無意識なのですが、「最初は我慢して、相手がどのように出るか様子を見といてやろう」と、試しています。

その人の基準で、「3回まで我慢しよう」とか、「10分までは待とう」など勝手に決めています。
相手の人が、その基準までに改善してきたとしても、「2回までは我慢させたやつだ」「5分待たせた奴だ」と、カウントはしっかりされています（改善しても0にはならない）。
なので、改善して良いところが続いたとしても、のちに1回でも思った通りに動かないと、しっかりカウントはされていますので、合計3回となり「アウト」→爆発、となります。

何とも、自分勝手なことだと感じますが、それだけ「それまでに傷ついている人」なのです。

【なぜ、我慢するようになったか】

その人の傷つきとは・・・

幼いころなどに、自分の気持ちを素直に言ったり、不満を言った時に、怒られたり拒絶されたり無視されたりして、「自分の気持ちを言うくらいなら、我慢しよう」と、無意識に決意してしまった結果なのです。

人によっては、たった一回の、些細な傷つきでも、そう思ってしまう場合もあります。

爆発しない人は、自分の気持ちを、ストレートにサラッと言えます。
我慢してため込む前に自分の意見として言えるので、怒る必要もないですし、相手も聞き入れやすいのです。

幼いころ、気持ちを素直に言った時に、ちゃんと話を聞いてもらい、不満を一緒に解消してもらった経験がある人は、周りを信用し、抵抗なく表現ができるのです。

【いい時はすごくいい、このタイプ】

実は、爆発してしまうタイプは、機嫌がいい時はサービス精神に富んでいて、周りが喜ぶことを気前よくしてくれる「いい人」であったりもします。

（この「いい人」の時の方が多いパターンもあります）

爆発タイプは、全てにおいて気難しいわけではないようです。
その人その人の「こだわりポイント」があるようで、その琴線に触れた事柄だけ、爆発スイッチへのカウントダウンが始まります。
時間、お金などなど・・・。自分の守るべきものが脅かされるものに関して反応するので、その項目以外の時は、気のいい人なのです。

ですので、爆発してしまった後、本人も自己嫌悪に陥り、落ち込んでいることも多いです。

もし、周りにいる爆発タイプで、あなたにとって関わり合いをしたい人であれば、「何かあった時は、些細なことでも先に話してね」と声がけをしてあげてみてください。

最初は、本人も気づいていないので話してこないかもれしませんが、少しずつガスを抜くことを覚えれば、大爆発は減っていきます。

特に関わらなくてもよい人であれば、近寄らないようにしましょう。

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