こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
今日は、寒さで寝ているときに目が覚めました。
知らず知らず、グッと力を入れて寒さを我慢してしまうので、思っている以上に暖かくしておかなければいけませんね。
【”師匠”と言う人の教え方】
全然違う業界なのに、「教える立場の人」が言うことが一緒だった、と感じることはありませんか。
テレビで見た大仏師の大師匠がおっしゃっていたことが、私のカウンセリングの先生とまるっきり一緒で驚いたことがあります。
大仏師とは、木で仏像を彫る職人さんのことです。
カウンセリングも技術職だと思うんですが、技術の経験値、作成体験から出てきた”師匠”の共通の言葉です。
【共通の言葉① 相手がすべきことを教えてくれる】
「私は考えていない。相手が、次にどこをするべきかを教えてくれるんだ」という言葉。
私は、ボディカウンセリングマッサージを習ったときに先生に言われました。
マッサージをしている時、「クライアントの体が、次にマッサージすべきところを呼んでくれる」という意味。
基本的には、マッサージをする順番は決まっているのですが、クライエントによって(本来は腕をするけども)腰を先にしよう、と感じる時があるということです。
もちろん、それはクライエントにとって必要な事であり、その順番がクライエントの求めているもの。
先生がそれをおっしゃったときは、ピンとこず、「そんなことってあるの?」と気が遠くなっていました。
大仏師さんは、作成全体で同じことを言われていました。
つまり、木(仏像)が、次はどこを彫るべきかを教えてくれる、と。
きっと、大仏という「物」を作っておられても、「心」がどこかにあって、その表現だったからかもしれません。
単に、物を作っている訳ではないのですね。
【共通の言葉② 失敗を恐れているから、撫でているだけ】
「失敗を恐れているから、表面を撫でているだけで、時間がかかってしまう」という言葉。
これもまた、「わ、一緒のこと言われてた!」と自分を振り返るきっかけに。
大師匠さんが、お弟子さんの作成の様子を見られていて、こうおっしゃり、作っているものに躊躇なくザクザク深く刃物を入れて、どんどん形にされていました。
見ている方からすると、ひやひやするくらいの潔さでした。
余分なところを見極めて、そぎ落とす勇気。
カウンセリングでも、クライアントが気づくべきところを、しっかり浮かび上がらせるためには
勇気をもって、悩みの根本にくっついている枝葉を削ぎ落すことが大事。
失敗は許されないことだけど、失敗を恐れ、表面上を撫でているだけでは、奥にあるものまで到達させることが出来ません。
これぞ、職人技、経験値のなせる業と言葉だと感じました。
【まとめ】
私は、カウンセリングという形に見えないものの指導をしていただいていますが、それを大仏を作るという見える形で、教えて頂いた気がします。
すごくしっくりと入ってきました。
自分の経験がもっと深まっていたら、もっと深い読みができていくのだと思います。
早く、先生のおっしゃる意味を実感できるようにしなければいけません。
日々、訓練です。
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