こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
お盆も終わり、いよいよ残暑のころとなりました。
でも、まだまだ暑い日が続きそうですね。
昨日は、終戦記念日でした。
昨年ごろから、戦争経験者の方々の、「今まで語らなかったことを、話す」ことが
テレビで多くなってきたように感じます。
いわゆる、墓場まで持っていこうとした話を語る作業です。
戦場で、敵方の捕虜を殺した。
身内の命を見殺しにしてしまった。
など。
戦後70年間、ずっと語りたくなかった、語られなかった気持ちが、よく分かります。
と言っても、私に本当の気持ちが分かるかというと、分からないかもしれません。
凄まじい思いなのであろうと思います。
70年以上経った今、気持ちが変化して、「話してみよう」という気持ちになられた。
70年。。。長いですね。
戦後は生きることに必死だとも聞いていますし、気持ちをどうのこうのという余裕は
なかったのだとも思いますが、嫌なことは、忘れられないし、心のどこかにしがみついておられたのではないかな。
自分で許してしまうことの恐れもあったかもしれません。
【語る事】
カウンセリング的に、今まで閉ざしてきた出来事や思いを語るということは、とても重要です。
心の中に置きっぱなしにしているもの、見ないようにしているもの。
それに向き合おうとすれば、心が壊れそうな時期があります。
その時は、置いておいてもいいと思います。
でも、少し落ち着いたら、できれば語って、語っていただければな、と思います。
たとえ、その話を聞いても、肯定も否定もしない相手に。
語ることは、楽になると同時に、「自分を許すこと」でもあります。
先日のクライエントが、素敵な言葉を言われました。
「(自分を隠していたけど)今まで、かっこつけていてただけやってんな。楽になった」
「第三者に話すことがしたかった」と。
(戦争経験者の方に対して、当てはまることではないです。)
その人その人によって、話してもいいと思える、心の準備ができるタイミングはいつかくる、と思います。
少しでも、楽になる時が早く来ますように。
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