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執筆者の写真coco-cara

人の心は器用じゃない

更新日:2020年10月15日

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。


天秤

今日は、「人の心は、そんなに器用にできていない」…というお話です。


【人は、良い気持ちだけを感じることはできない】

人は、気持ちを我慢し続けると、だんだん感じることができなくなっていきます。


例えば、ネガティブな気持ちを抑え込み我慢していると、それに慣れて、苦痛と感じなくなってくるんです。

一時的に気持ちが楽になります。


一見、いいようにも感じますが、人の心は、嫌な事だけを感じなくさせて、良い気持ちだけを感じる、ということができません。

嫌な気持ちを感じないということは、良い気持ちも感じなくさせていってしまい、最終的に「自分は、なんなんだろう」という感覚になったり、喜ぶ気持ちなども、だんだん無くなっていってしまいます。


嫌な気持ちだけを抑え込んでいるつもりが、「感情全体」を抑え込んでしまっているということなんですね。

人の心というのは、本当に器用じゃないな、と思います。



【体も感じなくなると、反応が鈍くなる】

面白いことに、体とも連携しているようです。


空腹の我慢の時間が続くと、通り越して空腹を感じなくなるっていうこと、ありますよね。

一日くらいだとすぐに戻りますが、そういうことが何日か続くと、何か食べても、美味しくない。何を食べてるかわからない。。。。ということになります。

食欲がわかない状態にまでになります。

規則正しく食べるようになって、徐々に味覚が戻ってきますが、しばらくは全ての欲がなくなるいうか、楽しいことも楽しめなくなってしまいます。

まるで、うつ症状のようです。

体での我慢が、心につながっています。


「感じなくなる」という怖さです。



【自分の感情全体を受け止める】

まず、全部の感情を、我慢せずに感じる勇気を持ちましょう。

嫌な気持ちに支配されてしまいそうなことが、怖いと思われるかもしれません。


嫌な気持ちを感じられるようになると、逆の喜びの気持ちも感じることができてきます。

そして、喜ぶ気持ちの方が大きくなると、嫌な気持ちをスルーできる「力」が出来てきます。



【まとめ】

・「良い感情」のみを感じることは出来ない。

・「嫌な気持ち」を感じることが出来なければ、「喜ぶ気持ち」も感じることが出来ない。

・「嫌な気持ち」を感じようとすれば、「喜ぶ気持ち」が感じられるようになる。

・「喜ぶ気持ち」が大きくなれば、「嫌な気持ち」に勝てる。

・感情は、我慢して感じなくさせるより、勇気を出して感じていくこと。そして、その感情に振り回されない自分づくりをしていくこと。







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