- coco-cara
「怖い」「ツライ」を口に出してはいけない
最終更新: 2020年12月9日
コートの人がみえる季節になりました。
母が先日、白内障の手術をしました。
75歳です。この年代の特徴でしょうか?母の性格なんでしょうか?
手術までの検査などの期間は、家でも「手術が怖い」などと言わず、ずっと先生の言われるとおりに病院に通っていました。
でも、手術2,3日前から様子が変で、ものをあまりしゃべらなくなり
夜も眠れていないようでした。
病院のシステムで、家族が連続で付き添わなければならなく、
送り迎えを含めて過ごしていましたが、母はずっと固まっていました。
無事手術が終了し、一緒に受けておられたほかの患者さんはニコニコ顔なのに
母は無表情・・・。
私と父のほうが、他の患者さんとハイタッチで盛り上がっていました。
翌日、早くも眼帯が無事外れ、(きっとスッキリ見えてるはずなのに)母は無表情・・・。
傷も痛くないようですが・・・。
父と、二人で、「あまり、うれしそうじゃないよね・・・」とコソコソ言ってました。
そしてそして、無事日が過ぎ、1週間後・・・。
「よう~~見えるわあ~~。スッキリ!視野広くなってきた~~♪」とご機嫌。
ようやく、母にも実感が湧いてきたようです。ホッとしたのかな。
遅っ!
自分が怖いと思うこと、辛いことと思うこと。
母は、それを口にすることはダメで、ジッと耐えるということが良いという人です。
祖母(母の母)がなくなった時、涙を見せませんでした。
でも、後でジワジワ色々と感じたことがあったようです。
母の中では、実感が湧くまでの間、どのようなことが起こっているのでしょうか。
人それぞれ、自分の感情を受け入れができるまでの時間ってあるのかもしれませんね。