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相手を変えようと思わず、自分が変わる、ということ。

執筆者の写真: coco-caracoco-cara

心理カウンセリングを受けたり、心理学を学ぶことの目標の一つに、 「特定の人に対する心の手放し」が、分かりやすい言葉なのではと思います。 特定の人に対して特定の思いがある時、避けたり、腹が立ったり、悲しくなったりします。 「心穏やかにいられない状態」になります。 これは、嫌な人なのに、心が自分から密着しに行っていて離れなくなっている状態でもあります。 その人のことは嫌いで考えたくないのに、心はうらはらに近づきに行っています。 その証拠に、嫌な気持ちをずっと考え続けていませんか?心が近いのです。 逆に、普通に感じている人(何とも思ってない人)への心は、良い距離が保たれているのです。 しくみはこんな感じですので、嫌いな人との心の距離を良い距離に遠ざけられるといいのですが それが出来れば苦労はしません。 物理的に(職場を離れる・家を出るなど)離れる人もいますが、心の距離は離れません。 心理というと、心ですが、心は感情と言えます。 嫌な人、嫌な事柄で悩んでいますが、これは嫌な感情で悩んでいるとも言えます。 感情は誰が感じているかというと、自分です。 嫌な相手から、感じさせられているのではありません。 よく、「相手を変えようと思うな、自分が変われ」と言われるのは、 この嫌な感情を感じている自分を変えることという意味も含まれているのかもしれません。 嫌な感情を持っている自分に気付き、手放す、その作業のお手伝いを 心理カウンセリングでは行います。 感情というのは形に見えないもの。 ご本人自身で「新たな自分」「新たな感情」を感じていただくことになります。 嫌な気持ちは、今感じておられて確かにあります。 新たな感情は、文字通り新しい感情ですので未知なものなのですが、 感じようと思えば、確かにあるものです。

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