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2021年9月14日3 分

人は、周りの3/4の人から嫌われている

最終更新: 2022年5月2日

こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。

タイトルを見て、えっ!と思われた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

3/4は多いですか?少ないですか?

「まあ、そんなもんだろう」と思われた方は、すごいですね。

周りに好かれなきゃ…周りを好きでいなきゃ…と思っている人からすると、「そういうもんなんだ…」とホッとするかもしれません。

【1/4しか受け入れられない】

「嫌われている」と書くと極端ですが、「受け入れられない」という意味からきています。

心理学的に「人は、自分の周りにいる1/4しか、純粋に受け入れることができない」という理論があります。

つまり、残りの3/4の事は受け入れられない(嫌だな、と思っている)、ということです。

なので、逆説的に、周りの3/4の人からも、自分は受け入れられていない、ということなんですね。

【自分と同じでないと嫌と思う】

この理論は、自分から見て「好きな人」「嫌いな人」で分け、そのそれぞれが「自分と同じ意見である」「自分と同じ意見でない」場合、受け入れることができるかどうか、という診断からきています。

その結果、純粋に相手の人を「好きだな」と思えるのは、「好きな人が、自分と同じ思考をした(賛成した)時」だけ。

たとえ好きな人であっても、自分と違うこと(反対)をしたら、本心では「嫌だな」と受け入れられないのが、人情なのだそうです。

人の心は、元々そうできているのですから、相手の事を好きだからといって、自分と違う意見を無理やり受け入れなければ…と思い続けると、無理が出てきます。

自分の心に正直であるとすると、好きな人の言うことであっても、受け入れられなくて当然なんです。

嫌いな人の事だったら、同じ意見であろうが聞き入れたくないのが、人として正直な気持ち。

【嫌われたくなくて合わせちゃう人】

でも、ついつい「嫌だけど受け入れなければ」と思う瞬間ってありますよね。

「嫌われたくない」「好かれたい」という思いが、そうさせてしまいます。

でも、それは心に反しているので、だんだん苦しくなってきてしまう。

自分と違う意見というのは、全面的に受け入れる必要はなく、「この人は、そういう考えなんだな(私とは違うけど)」と思うだけでも十分な対応です。

自分の気持ちは尊重されていますから、苦しくなりません。

相手の気持ちは拒否していないので、冷たいわけでもありません。

そして、相手に合わせる、ということではなく、自分の考え方の幅を広げることで、相手を受け入れるということもできます。

「そういう考え方も(時には)アリだな」というように。本当の歩み寄りですね。

【まとめ】

何から何まで全く同じ考えの人はなく、人とは違うことの方が多いです。

人とは(自分も)そういうものなのだから、周りから受け入れられない事の方が多いのだな、と割り切ってしまえると、気持ちに余裕が出てきます。

これは、あくまでも理論です。

人の心や人間関係は、いつも厳密に定まっているものでもありません。

いつでも割り切ってしまえるものでもありません。

時には、嫌われたくないな、と思ったり、自分を抑えて相手に合わせたりする時も、もちろん起こります。

また、私に合わせてくれたらいいのに、と思ってしまうのも人間。

みんなが、そういうことを心の中で思いながら、過ごしているんですね。

「自分も皆も、周りに対して嫌だな、と思っている事の方が多いんだ」

人間関係に頑張りすぎてしまってしんどい時に、少し思い出してみてはいかがでしょうか。

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